03-playback-and-modes
再生・モード・プラグイン
トランスポートバー(常時下端)
画面最下段に常に表示される再生コントロールです。
[No track] [|◀ ▶ ■ ▶|] [波形] [0:00 / 0:00] [A/B] [L|R][CLIP] [Stretch ▾] [🌙 音量] [エンジン名]
ボタン
- |◀ Previous(前のトラック)
- ▶ Play / Pause(スペースキーでも可)
- ■ Stop(再生位置をリセット)
- ▶| Next(次のトラック)
波形シーク
波形をクリックでその位置にシーク、ドラッグで範囲選択(A/B ループ用)。
音量(Moonphase ボタン)
右端の月相型ボタンが音量コントロール。
- クリック:ミュート/解除トグル
- ドラッグ(上下):音量変更
- 右クリック:出力デバイス選択メニュー
- 「Windows 既定に従う」(デフォルト):Windows 側で出力先を変えると即座に追従
- 個別デバイス選択(WR40-PRO 等):MeloDear が固定でそのデバイスを使う
ラウドネスのばらつきを揃えたい場合は、Settings →「オーディオ」 の ラウドネス正規化(ReplayGain 相当) を ON にし、目標 LUFS を設定します。解析済みの Loudness 値をもとに、曲ごとの音量差を自動でならします。
Stretch(テンポ・ピッチ調整)
「Stretch」ボタンで折りたたみパネルを展開します(Now Playing モードにも同じパネルがあります)。
- Tempo:時間伸縮でテンポを変更(音程は維持)
- Pitch:±12 半音でピッチを変更
- Sync BPM:端数の BPM を近い整数へ揃える
- Reset:テンポ・ピッチをニュートラルへ戻す
テンポ・ピッチの変更は 再生中にリアルタイムで音へ反映 されます。値を動かしながら聴いて確かめられます。
表に出ていないコントロール
トランスポートバーには、目立たないが効くものがいくつかあります。
| ⟳ リピート | オフ → 全曲ループ → 1 曲ループ |
| 🔀 シャッフル | 今の絞り込み範囲に追従します(ラベルに適用範囲が出る) |
| 波形スケール | 波形の縦倍率 x1.0〜x8.0。クリックで段階送り、ホイールやドラッグで連続、Shift で微調整 |
| 再生ゲイン | −24〜+12 dB。同じくホイールで調整 |
| チャンネルモード | ST / Mono / Swap など |
A/B ループ
波形上で範囲をドラッグ → 「A/B」ボタンで有効化。指定区間を繰り返し再生。「Save Loop」で永続化。
メーター
- L / R 縦バー:左右チャンネルのピーク・RMS(Phase 7f)
- 紫の塗りが RMS、上の細い線がピークホールド
- CLIP:0dB を超えた瞬間に点灯。クリックでリセット
Stretch / エンジン表示
右端に現在のオーディオエンジン名が出ます。Rodio (cpal default) やWASAPI Exclusive | 48000Hz / 32-bit Float | Bit-perfect path のような表記で、
WASAPI のときはサンプルレート・フォーマットと、リサンプリングしているかどうかまで見えます。
Settings →「オーディオ」で変更できます。
ビジュアライザ帯
画面上部の帯です。高さを変えられます。5 つのタブを切り替えます。
| タブ | 中身 |
|---|---|
| 波形 | 曲全体の波形。Stereo / Mono(Mix) を切替 |
| オシロ | オシロスコープ。「自動トリガ / フリーラン」を切替 |
| リニア | リニア周波数のスペクトラム |
| ログ | 対数周波数のスペクトラム |
| ミュージカル | 音名で並べたスペクトラム |
スペクトラムはホバーするとその位置の周波数と値が読めます。
描画の重さは Settings →「外観」の「ライブビジュアライザ」で調整できます
(品質・応答・更新レート・ピークホールド)。
ライブラリに登録していない曲を視聴しているときは、この帯に [ライブラリに保存] が出ます。
モード切替
上部のモードタブで切り替え。
Library モード
ライブラリとトラック管理 で説明済み。曲の一覧管理・編集。
Now Playing モード
1 曲フォーカス表示。
- 中央に大きく波形タイムライン(Cue マーカー、A/B ループ、再生位置を視覚化)
- メーター(大きめ表示)
- Stretch パネル:テンポ・ピッチをリアルタイム調整(Sync BPM / Reset 付き)
- Audio FX セクション(チェイン Bypass / Dry-Wet / Master Bypass)
- Stem ミキサー(4 トラック分離されている曲の場合)
位置付きメモ(Ctrl+M)
Now Playing で Ctrl+M(または「現在位置にメモ」)を押すと、その再生位置に紐づくメモを残せます。
- メモは波形レーンの上にマーカーとして並びます
- マーカーをクリックするとその位置へジャンプ
- あとから編集・削除できます
「2分14秒のここのミックスがいい」「この台詞から本編」のような覚え書きに使えます。
Voice ライブラリでは同じレーンに字幕も重なって表示されます。
Analysis モード
曲を深く読み解き、複数曲を 比較 するためのモード。
- Camelot ホイール:選択曲のキーをホイール上で確認、調和する曲を探す
- ソース比較表:MIK / beaTunes / Apple / iTunes / Resolved といった BPM・Key の取得元を並べて比較し、各ソースの「採択」ボタンで採用値を確定
- 波形 + Beat Grid 帯 + 曲構造セグメント帯:拍位置や Intro / Chorus 等を視覚化
- Cue、Chords、Vocal 判定、Tempo Curve の表示
- 複数選択で並列比較:DJ セット作成時に「次にどの曲を持ってくるか」を視覚的に判断
Discover モード
ライブラリから新しい発見を提案するモード。
画面は 5 つの区画に分かれています。
| 区画 | 中身 |
|---|---|
| 🌙 Rediscover | 30 日以上再生していない曲 |
| 🎛 Mood Carousels | Energetic / Calm / Happy / Melancholic の 4 本の横並び |
| 発見ガチャ | ランダムに 1 曲引く |
| 🔗 Similar Jump | 今の曲に似た曲へ飛ぶ |
| 🎚 DJ / Collector Tools | BPM 範囲・Key・Key 互換・Genre・Year・Rating≧ で絞る。Crates / Stats / Duplicates / Missing Metadata |
| 📊 再生統計 | 🏆 Top Played(30日、クリックで再生)・🌒 一度も再生していない・完聴率(90日)・🎵 Loved 件数・🏷 タグ別件数・ジャンル分布の円グラフ |
毎回違う組み合わせが出るので、「次に聴く曲」のヒントに使えます。
なお類似曲の検索は、Spectrum / Timbre / Pitch / Amplitude といった複数の軸に重みを付けて行えます(Library の Similarity Map ビューも参照)。
Projects モード
DJ セット / プレイリスト / ミックステープ向けの プロジェクト管理。
- 複数曲をプロジェクトにまとめて並び順を管理
- JSON 形式で import / export 可能
- 各プロジェクトに状態(draft / final / archived 等)を持たせられる
Samples / Mixing について
Samples と Mixing は内部のモード定義には残っていますが、モードタブには出ません。
- Samples:Library モードの左パネルのタブとして出ます(Sample ライブラリのとき)
- Mixing:現状 Library に統合されています
プラグインチェイン
VST3 / CLAP プラグインを マスターチェイン として全曲に適用できます。さらに、特定の曲だけ別のチェインをかけたい場合は 曲別オーバーライドチェイン を設定できます(その曲だけマスターと差し替え)。
配布版は CLAP のみです。 公式サイトから入れた MSI / zip には VST3 ホストが入っていません
(設定画面には VST3 の文字が出ますが、配布ビルドでは無効です)。
VST3 を使えるのは開発ビルドだけです。
プラグインの認識(スキャン)
最初に MeloDear にプラグインを認識させる必要があります。
- Settings(Ctrl+, または右下 ⚙)→ Plugins タブ
- 検索パス(Windows / macOS / Linux の標準パス)が表示されるので確認する
- [スキャン] ボタン
- 認識された数 / 失敗数 / paths が表示される
Chain Editor からプラグインを追加
- 曲を再生中の状態で Ctrl+P または右パネル「Plugin Chain を編集...」リンク → Chain Editor が開く
- 「+ プラグイン追加」 ボタンで Picker ダイアログ
- 認識済みプラグインからリスト選択 → チェインの末尾にスロット追加
- 各スロットには以下のボタン:
- ドラッグハンドル:ドラッグ&ドロップで順序変更
- Edit:プラグインの GUI を開く(FabFilter 等の純正 UI が出ます)
- ON/OFF:そのスロットの bypass
- ▲▼:上下移動(1 段階)
- ×:削除(ホバーで赤色、取り消し不可)
Dry/Wet と Master Bypass
Chain Editor の上部に「Dry/Wet」スライダー(0〜100%)と、「Master Bypass」トグルがあります。
- Dry/Wet:チェインの効きの度合い。100%(フルウェット)/ 0%(バイパス相当)
- Master Bypass:チェイン全体を一発で無効化(Ctrl+Shift+B)
プリセット保存・読込
Chain Editor の右上「Presets」ボタンから:
- 現在のチェインを名前付けて保存
- 既存プリセットを読込
- JSON 形式で import / export
テンプレート(Built-in Presets)
用途別のテンプレが 5 種あります。
| テンプレ | 用途 |
|---|---|
| 車内用 | 車の中で聴くとき |
| 夜間用 | 夜に小さい音で聴くとき |
| マスタリング・ライト | 軽いマスタリング |
| DJ Set | DJ セット向け |
| ポッドキャスト浄化 | 話し声の整音 |
テンプレを選ぶと現在のチェインに自動でスロットが追加されます。
テンプレやインポートしたプリセットで 必要なプラグインが手元に無い 場合は、似た役割の 代替プラグインの候補が提案 されます。
仕様上の注意
- 再生中にプラグインのノブを回すと 即時に音に反映 されます
- per-slot ON/OFF は瞬時に切り替わります
- プラグインの内部状態(プリセット選択等)は スロット削除と同時に消えるので注意
Cue ポイント
曲中の任意の位置に しおり を保存して、後でジャンプできます。
1 曲につき 8 個まで。検索欄が空のときに数字キーで操作します。
| 保存 | Shift+1〜8、または波形右クリック →「Set Cue 1〜8」 |
| ジャンプ | 1〜8 |
| 削除 | Ctrl+Shift+1〜8、または波形右クリック →「Clear all cues」 |
Cue 位置は波形上に小さなラベル付きマーカーで表示されます。
条件つきの全キー一覧は キーボードショートカット にあります。
ステム分離・ステム再生
曲を Vocals / Drums / Bass / Other の 4 トラックに AI 分離(Demucs htdemucs)し、別々に音量・ミュート・ソロを操作できます。
- 「Stems」モード から曲を選んで分離を実行
- 分離後は Stem Mixer でプリセット適用・ミュート・ソロ・音量調整
- 「Karaoke」プリセット(Now Playing モードで
K):Vocals ミュート - 「Acapella」プリセット(Now Playing モードで
Shift+K):Vocals 以外ミュート
ミュート(Alt+1〜4)・ソロ(Shift+1〜4)・リセット(Ctrl+R)も
Now Playing モードのときだけ効きます。Stems モードでは効きません。
- 調整した結果は mixdown(WAV)として書き出し 可能
出力デバイスの切り替え
Moonphase 音量ボタンの右クリック、または Settings →「オーディオ」 → 出力デバイス。
- Windows 既定に従う(デフォルト推奨):再生中に Windows 側で出力を変えると即座に追従。デバイス名トーストが画面下に出る
- 特定デバイスに固定:MeloDear が選んだデバイス以外は無視。Windows 既定が変わっても切り替わらない
WASAPI / ASIO バックエンドへの切替は Settings →「オーディオ」 で。